幸せについて考えさせてくれるおすすめの本7つ

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幸せについて教えてくれる本のタイトルに「幸せ」という言葉が入っているとは限らず、読まなければわからないことも多いでしょう。

今回はぼくが読んできた本のなかで、幸せについての考え方や人生観に大きな影響を与えてくれる本をご紹介します。

心理学として学問的に「幸せ」の説明している本もありますし、その人の人生やキャリアを紹介することで幸せについて教えてくれる本もあります。

珍しいものではお金と幸せの関係について説明しているものや、「生まれ変わりと生きがい」について触れているものも。

どれもたくさんの本を読んできましたが、その中でも特におすすめできるものばかりです。ぜひ手にとってみてください。

幸せについて教えてくれるおすすめの本

イノベーション・オブ・ライフ

表紙には「最高の人生を生き抜くために」。ハーバードビジネススクールの看板教授が経営学の理論をベースに人生を説く「人生経営学」の本です。

意外に思うかもしれませんが、経営学と生き方は密接に関わっています。

本書では過去の成功例を並べたり、思想を語るのではなく、理論をもとにどう生きるべきかを説明しており、人間関係やキャリア形成など幅広く応用していくことができるでしょう。人生を豊かにするための便利な道具をもたらしてくれます。

いわゆる専門家たちの多くは、いきなり答えを与えてくれるのだ。こういう答えに魅力を感じる人が多いのも無理はない。なにしろ困難な問題、一生かけても答えが出ないような難題に、手っ取り早い解決策を提供してくれるのだから。

本書がめざすのは、そんなものではない。人生の根源的な問題を手軽に解決する方法など存在しない。だがわたしに与えられるものがある。それは、人生の状況に応じて懸命な選択をする手助けとなるツールだ。本書ではこれを理論と呼ぶ*1

生きがいの創造

本書は生きがいをテーマに「有意義な人生を送るための思考法」を説いてくれます。その過程で登場するのが「生まれ変わり」の概念であり、この本では「生まれ変わり」は実在する可能性がいかに高いかも説明するのです。

ただ、この本を書いているのは宗教家ではなく、元福島大学教授の飯田史彦氏。極めて論理的に話が展開し「本当かどうかは別として、生まれ変わりを信じるほうが良い人生を送れる」ということがよくわかります。

決して現実離れした本ではなく、むしろ現実との折り合いをつけ方に触れており、極めて現実的な本だといえるでしょう。新書でありながら約1000ページにも及ぶ大作。名著です。

  • 生きがいとは、自分という人間の存在価値の認識から生じる、「より価値のある人生を創造しようとする意志」のことをいう*2

  • 本書の目的は、スピリチュアルな現象(たとえば「死語の生命」や「生まれ変わり」)の存在そのものを証明することではない、[……]それらの真理がどのようなものであれ、本書でご紹介するようなさまざまな研究成果が、多くの人々を元気づけるという「現象」に対して、「生きがい論」の研究者である私は、大いに価値を感じているのです*3

幸福優位7つの法則

「自分は幸せだ」と思える人ほどよい結果を結果を生んでいるという主張をしている本。今までの「成功→幸せ」という当たり前の公式を覆し、「幸せ→成功」こそが真理であると説いています。

著者はハーバード大学出身でポジティブ心理学の第一人者であるショーン・エイカー。主張の根拠は多くの実験の結果などからもたらされており、極めて学問的な本だといえるでしょう。また随所に登場する例やジョークは非常に面白く、わかりやすいものばかりです。

幸せとはなにか、なにが人を幸せにするのか、幸せになるにはどうすればいいのか。こういった普遍的な疑問に対してまっすぐ答えてくれる本です。

“もう変わらなくていいと信じることが幸せなのではない。自分は変われると思うことが幸せなのである*4

ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

本書は「この本は、読者の皆さんがずっと続く豊かな幸せを手に入れるために役立つ1冊だ」という一文で始まります。

有名な心理学者マーティン・セリグマンの書いた本。ポジティブ心理学について圧倒的な権威を持っている人物だといえるでしょう。

タイトルにあるように「幸福」という考え方を「持続的幸福」に変えてくれます。言われてみれば当たり前ですが、人は無意識のうちに一時的な幸福を求めてしまうことがあるのです。これに関しては下記記事もおすすめします。

なぜ思い出は美化されるのか?思い出の美化は幸せの錯覚、一時的な幸福でしかない – ジブンライフ

ポジティブ心理学の内容そのものが人間の持続的な幸福のあり方を構成している。このようなものを自分の人生でもっと得ることができると知ることで人生が変わる。豊かな可能性に満ちた人間の未来像を垣間見ることで人生が変わるのだ*5

人を伸ばす力―内発と自律のすすめ

人生観が一変する」と背表紙に書かれているこの本の著者は高名な真理学者エドワード・L. デシという人物です。

自発的に行動する人の心理や自律的であることとはどういうことなのか、自らの成長に関わることについて説明するだけでなく、生きる意味など人生観に大きく影響するようなことにも多く触れています。

また動機付け、つまり「やる気」や「モチベーション」について、動機付けとしての「お金」には限界があるということも学ぶことができるでしょう。

生きていることのほんとうの意味は、単に幸福を感じることではなく、さまざまな人間の感情を経験することである*6

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ –

最近、話題になっているミニマリストに関する本です。学問的な背景も少しはありますが、基本的には個人の考えが述べられている本だといえます。

モノを出来る限り持たないことが幸せになるために必要であると断定はできませんが、モノに関して新しい価値観や幸せに対する考え方が生まれつつあることは認識するべきでしょう

受け入れがたい考え方かもしれませんが、新しいものというのは大抵そういったものばかりです。否定する場合もなぜ受け入れられるべきではないのかという観点なから、幸せについて考えるきっかけになるでしょう。

先ほどから紹介しているポジティブ心理学との関連もいくつか示されています。

多様な生き方が許容されている社会とは言え、まだまだこう生きるべきという「幸せのお手本」のようなものは存在する。[……]こうある「べき」というような幸せのお手本。これさえ「達成」できれば幸せになれるような目標。

ポジティブ心理学が主張しているのはそういう「べき」とはまったく違う幸福の形だ*7

大好きなことでお金を稼いで、独立をする方法

最後に、ぼくの人生に大きな影響を与えた中村あやえもんさんの電子書籍をご紹介します。

タイトルにあるようにお金を稼ぐための方法についてお話していますが、ノウハウ以上に本当の幸せについてや、人生のあり方について教えてくれます。

本書では著者の経験に基づく主張が主ですが、その多くは学問的にも正しいものばかりです(心理学などは知っているけどあえて書いていないと思われます)。

独立に興味がなくても、なにか自分のやりたいことがある人全てにおすすめできるでしょう。この本を読み終えたとき不思議とやる気や勇気が湧いてきます。特に最後の項、「覚悟はできているか?」はおすすめです。

多くの人が、「現在の嫌な状態から抜け出せさせすれば、幸せになれる」と思っているものです。ですが、幸せというのは、今いる状態に関係ありません。
人が幸せを感じるのは、「未来は今よりよくなってゆく」と感じる時です。

*1:クレイトン・M・クリステンセン(2012)『イノベーション・オブ・ライフ』翔泳社 p.11

*2:飯田 史彦(2012)『[完全版]生きがいの創造』PHP文庫 p.639

*3:飯田 史彦(2012)『[完全版]生きがいの創造』PHP文庫 p.87-88

*4:ショーン・エイカー(2011)『幸福優位7つの法則』徳間書店 p.36

*5:マーティン・セリグマン(2014)『ポジティブ心理学の挑戦』ディスカヴァー・トゥエンティワン
p.5

*6:エドワード・L・デシ&リチャード・フラスト(1999)『人を伸ばす力』新曜社 p.263

*7:佐々木典士(2015)『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』ワニブックス p.284

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