努力したくないという人が勘違いしがちなこと

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努力できないと考えている人は「こんなに辛くなるくらい頑張っているのに上手くいかない」という悩みを抱えていることがあります。

これは努力は辛いものであるという勘違いをしてしまっているからだといえるでしょう。

努力は結果を出すために行うことですが、結果を出せるかに関わらずとにかく辛い方へと向かってしまうことがあるのです。

努力=辛いものという勘違い

なんのために努力をするのか

努力は結果を出すためにするものです

非常に単純なことではありますが、努力は辛いものと勘違いをしていたり、なかなか結果が出なかったりするとこのことを意外と忘れてしまいます。

目的地へ早く着くためには近道をすればいいのに、「努力をしなければ」となぜか遠回りをして必死に走るようなことをしてしまうのです。

手抜きも立派な努力である

努力は結果を出すためにするものであるのなら、近道をすることだって努力だといえるでしょう。

確かに近道は辛くありません。しかし、目的地へ早くたどり着くという結果をもたらしてくれます。

 
手抜きも立派な努力です。努力は必ずしも辛いものではありません。

とにかく辛いことに立ち向かっていくことが努力だと考えているのなら、その考え方は改めたほうがいいでしょう。

手抜きのほうが結果ができるのに、わざわざ大変な“努力”をしていては辛いだけです。

上手くいかないときの「悪い努力」とは

辛い方へと向かい満足してしまう

悪い努力とはどれだけ結果を出せるかに関わらず、とにかく辛い選択肢ばかりを選んでしまうことです

悪い努力をしている人は「辛いことを成し遂げた」という気持ちから満足してしまうことがあります。

いつも自分は頑張っていると思っているのに、実際は停滞しているだけということもあるでしょう。

そして「あれだけ頑張ったのに結果が出ない」と落ち込んでしまうことがなによりも辛いことです。

 
結果を出すための努力をしていないのに、ただ辛いことを続けているだけで満足していないか、常に自問自答してみるといいでしょう。

「私はあの人よりも頑張っているのにどうして上手くいかないの?」というときに、こうした悪い努力にとらわれていることもあるのです。

努力のジレンマ

  • 努力はしなければいけない
  • 努力は辛いものである
  • 辛いことを続けることは苦しい

このように考えていることで、努力できない状態になってしまうときに「努力のジレンマ」が生じているとぼくは考えています。

努力しなくてはいけない。だから辛いことをどんどんやっていかないと。だけど努力を続けることは苦しい。だからもう努力できない。

上記のような状態に陥ってしまうことが「努力できない」という人の原因の1つとして考えられるでしょう。

とにかく、努力は必ずしも苦痛を伴うものではないということを意識するべきです。

努力しなくてもいいわけではない

苦しいことだけが努力ではないという話をしましたが、これを曲解して「努力しなくてもいいんだ」と思ってほしいわけではありません。

また、苦しくない努力ばかりをすることが最も優れていることだともいえません。

社会で成功していると言われている人たちは、大概死にものぐるいで努力をしているものです。

効率のよい努力も、辛い努力もこなしていく人がいます。「才能」という言葉によって、努力していることに注目が集まらないこともありますが、実際は努力をしているはずでしょう。

今辛くて仕方がない人には、ぜひ辛くない努力という道を探して欲しいと思いますが、一方で常にそんな道を探しているのもいかがなものかな、と。

辛い努力と辛くない努力の2種類の使い分けを、自分の状態によって行うといいでしょう。ぼくは就職活動中の大学の勉強は「辛くない努力」をしますし、就職活動自体は「辛い努力」もしていくつもりです。

まとめ

  • 努力は結果を出すためにするもの
  • 手抜きも立派な努力になる
  • 辛いことをやっているだけで満足してはいけない
  • 努力できないのは努力のジレンマに陥っているかもしれない

頑張っているのに、辛い思いをしているのにどうしても上手くいかないという人に向けてこれを書きました。辛いことを無理して続けるのは本当に苦しいものです

努力することは辛いことだと考えているうちは、進んで努力することなどできないでしょう。

無理をせず、自分に過渡な負担をかけずにできる努力からはじめていくべきです。

 
今回の記事を重複する部分もありますが、以下の記事も同じようなテーマを扱っていますので、ぜひご参照ください。

参照:頑張りたいのに頑張れない自分に伝えるべきこと

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