言い訳ばかりの現状維持人間はつまらない。なにもやらない人は言い訳だけ得意

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今日は「こうなりたい」と願っているはずの人たちが、なぜか言い訳をしてしまい、なにもやらずに終わってしまうという不思議な話をします。

少し長いですが『隠れた人材価値 Harvard Business School Press
』から引用しましょう。とても面白い話です。

SASがフォーチュン誌の「働きたいアメリカの職場」リストに二年連続で三位にランクされると、SASに見学者が来訪し、ラッソには講演の依頼状が舞い込むようになった。
聴衆からの格別の要請に応えて、その都度、SASがしていることを詳細に説明した。
経営慣行や、その基盤となっている企業理念、価値観などの話である。しばしば、面白いことが起きた。聴衆はじきに話を遮って、ラッソが現に詳しく話していることを自分たちにはどうしてできないのか、逆に説明し出すのだ。

こうなりたいと願っているのに、なれない言い訳をする

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上記の話の興味深いところは、「働きたいアメリカの職場」を実現したいと思ってSASのラッソを呼んだのに、いざ話を聞いていると、なんで自分たちがそれをできないのか言い訳しだすということです。

簡単に言えば「あんたは上手くいっていいよね。俺たちはいろいろ事情があるからそう上手くはいかないよ」という感じです。

ですが、わざわざ話をしに来た側からすれば、「お前が話を聞きたいっていうから、話をしてやっているんだろ!」ということになります。

しかしこういうことってよくあるんですよね。

悩みを聞いてあげているのに

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別のパターンだと悩みを聞いてあげるときの話があります。

「私、あの人と付き合いたいの」と友人に相談し、友人は「だったらこうしてみれば?」とアドバイスする。

その答えは「でもね。それだと……」とか「それは違うよ」とか、一切聞き入れる素振りを見せません笑

こういう現象は「話を聞いてもらいたいだけでしょう」と言われることもありますが、それと同時に「自分のやり方が間違っていないと確認したい」という心理もあります。

結局、友人からアドバイスは一切聞かずに、自分の考えたやり方でどうにかしようとします。ですがそのやり方はうまくいくかどうか別として、今までの自分のやり方と変わらないもので、大きな成長をしているとはとてもいえません

とにかく自分は悪くないと思いたい

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こういう人たちはとにかく自分は悪くないんだと思いたい人たちです。

理想の職場を作れないのは、周囲の環境が悪いからであって、自分の能力不足ではない!

あの人と付き合えないのは、相手の気持ちとか立場に問題があるのであって、私のやり方に問題があるわけじゃない!

すべてそれが実現できない理由を外部要因に求め、自分は悪くないと信じる

理想的な自分になれない言い訳を、自分の外に求めるということですね。

これでは一生現状から逃れることはできません。

あなたの言い訳は他の人も乗り越えた問題である

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こういう人に言いたいことは、「あなたのその言い訳は、私も乗り越えたものだよ」ということです。

「○○」だからできない! なんていうけど、実現した人はみんなそれを乗り越えた人だよと。

「時間がないから、ブログ毎日更新できない!」という人には「ぼくはサークルを一時的に辞めて時間を作り出したんだよ」と答えるという感じです。

もっとも「あなたはそれができたけど、私は○○な理由でそういうことはできないの」と返されることが多いですが笑

現状維持人間とは付き合わない

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ぼくはこういった人とは付き合わないようにしています。なぜならおもしろくないからです

いつも現状に対する不満ばかり、かといって解決する気もなし、アドバイスをしても否定する。一緒にいてもなんもいいことありません。

こういう現状維持人間から抜け出すには、自分の意志が大切です。外からどうにかしようとしてもなかなかうまくいきません。アドバイスなんて聞きませんから。

なので、現状維持人間とは付き合わないことをおすすめしたいと思います。

飲み会の席で、現状に対する文句ばっかりいって、結局なんの解決もせず、数カ月後の飲み会で同じことを言ってたらうんざりするものです。

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