意識高い系とはなんなのか。定義と見分け方を真剣に考えてみた

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意識高い系とはどういう人のことなんでしょうか?

世の中には本当に意識が高くてすごい人がいますが、そういった人とは何が違うのでしょうか。

今回は、一番意識高い系の人と触れ合う機会の多い大学生であるぼくが、意識高い系について真剣に考えてみました。後半には簡単な「意識高い系診断」も掲載しています。

視認性を良くするために《意識高い系》と「意識高い人」の表記をこのように区別しました。

意識高い系の定義

意識高い系と意識高い人は違う

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よく一緒にしてしまうがちですが、意識高い系と意識高い人は違う生き物です。

まず大前提として世の中には確かに「意識高い人」がいるとしましょう。こうした人たちは、実際に世の中を変えたり、人脈が広かったり、朝のランニングをしていたり、グローバル志向だったりします。

「意識高い人」は間違いなく「すごい人」です

そして《意識高い系》がいます。この人たちはあたかも実際に世の中を変えたり、人脈が広かったり、朝のランニングをしていたり、グローバル志向だったりであるかのように見えますが実態が伴っていません。

両者は似ていますが本質的には異なっている生き物です。

まず世の中には《意識高い系》と「意識高い人」がいて、両者は似ているけど違っていると定義してみました

 
簡単に両者を言い換えるならば、《意識高い系》は「すごいと思われたい人」で「意識高い人」は「すごくなりたい人」といえます

もちろん「別にすごくなりたいわけじゃない」という人もいるでしょうが、自分を高めようとしていることは間違いないでしょうし、違いをわかりやすくするためには適切な表現だと思います。

意識高い系は「すごいと思われたい人」

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《意識高い系》と呼ばれる人は、自分を過剰に演出したり、実績を大きく見せたりします。その行動の背景にある心理は「すごいと思われたい」というものです

「意識高い人」(すごい人)をみて憧れ、自分もそうなりたいと思うのは「意識高い人」=すごい人であるからでしょう。

だからこそ、「意識高い人」に比べたとき、《意識高い系》は「すごいと思われるような行動」をする傾向があります。それが自分を過剰に演出したり、実績を大きく見せたりすることだといえるでしょう。

すごい人と知り合いだからといって、あたかもその人と親しい存在であるかのように見せかけるのは、ひとえに「すごいと思われたい」からです。

意識高い系の行動は意識高い人の模倣でしかない

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所詮、《意識高い系》の行動は「意識高い人」の模倣でしかありません。

「意識高い人」はどちらかというと能動的に「自分を変えたい」と行動をします。意識が高いと思われるような行動をしますが、「すごいと思われたい」のではなく、「すごくなりたい」という心理が主ですから、周囲に広くアピールすることはないと考えられます。

またそれぞれがそれほど他者の影響を受けず、自分の信念に基づいて行動するため、意識高い行動といっても多種多様で、他の人がやっていないことでも自分が必要だと感じれば行うでしょう。

 
《意識高い系》は、「意識が高い人」に憧れ、受動的に行動をするものです。そのため「意識が高い人」が行っているような行動を真似します。

自分がこうしたいからというよりも、すごい人がやっているから、真似したらすごいと思われるだろうという動機が主です。

意識高い系の行動は意識高い人の行動を一般化したもの

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《意識高い系》の行動に一貫した信念はありません。あの人がやっているからやるというものばかりで、他者の目線が主な判断基準となります。

そのため、意識高い系の行動は「意識高い人」の行動を一般化したものになるでしょう。

「意識高い人」は世の中にたくさんいて、それぞれの価値観に基づいて行動しているため、みんな少しずつ違う行動を取っています。もちろん、そうした人の行動には共通点もあるでしょう。

《意識高い系》はその共通点に目をつけて、すごいと思われやすい行動を取ります。《意識高い系》は「意識高い人」のようにこだわりはなく、ある意味没個性的です。

また意識が高い人の行動を真似をすることは容易ですが、その行動が本質的に意味を持たないため、結果が伴いません。

 
世の中を変えたり、起業して成功することはさすがに簡単ではないため、できなくても《意識高い系》だと断定することはできないでしょう。

しかし大学の単位を落としていたり、留年していたり、それほど難しくもない資格をいつまでも取得できなかったりしている場合は、その可能性が高いといえます。

意識高い系とは

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ここまでの話をまとめてみましょう。意識高い系は以下のように定義することができます。

  • 意識高い系と「意識高い人」は似ているけど別の生き物
  • 意識高い系の基本となる行動理由は「すごいと思われたい」
  • 意識高い系は「意識高い人」の行動を模倣するが、所詮模倣でしかない

さて、次に《意識高い系》「意識高い人」を見分ける方法について考えてみましょう。

意識高い系を見分ける方法

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  • それぞれ行動が似ていて見分けるのが難しい
  • それぞれが重視している行動理由に注目する
  • 《意識高い系》=「すごいと思われたい人」
  • 「意識高い人」=「すごくなりたい人」

これらのポイントに基づいて考えると、《意識高い系》と「意識高い人」が共通して行っているようなことは判断基準とはならないでしょう

  • 自己啓発が好き
  • グローバル志向
  • Macbookユーザー
  • 学生団体を組織している
  • マネジメントやリーダーシップ論を勉強している

こうした特徴を持っているからといって《意識高い系》と断定することはできないのです。

そこで「すごいと思われたい」という行動理由に基づく行動をいくつか考えました。該当数が多い場合、あなたは《意識高い系》かもしれませんよ?

意識高い系チェック

7つの意識高い系の行動

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  • 意味もなくビジネス用語を使いたがる(コミットメント・シェア・ゼロベースなど)
  • パソコン詳しくないのに、もしくは必然性がないのにMacbookを使う
  • LINEやTwitter、Facebookのアイコンが有名人とのツーショット
  • 人脈を過度に自慢したがる(「この写真に知り合い○人いる」「フォロワー1000人いるけどさぁ」)
  • 取得前に資格勉強していることをアピールしている(やっぱビジネスやるなら数字に強くなくちゃ。簿記3級さっそく勉強なう)
  • 自分の活動・努力を過度にSNSでアピールしている(将来の夢は起業して世界を変えることなど)
  • 自分の実績を大きく表現しSNSでアピールしている(1000人規模のイベントの企画者の1人など)

以上のうち、4つ以上該当していたら《意識高い系》といえるでしょう。しかもこの判定は厳し目なので、これに該当したら結構な《意識高い系》です。

4つ以上という根拠は「Macbook」「ツーショット」「資格アピール」くらいだと《意識高い系》とはいえないかなと。

資格アピールはモチベーション維持に使っていて、本当に資格とっちゃう人もわりといます(簿記3級をアピールする大学生はさすがにあれですが)。

主観ではありますが、どれでもいいから、これにもう一つ加わったら《意識高い系》だと思います。

3つの結果に関する判断基準

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上記の項目で4つ以上該当し、さらに以下に該当していたら、《意識高い系》大学生である可能性がより高まります。以下の項目だけだと、スポーツマンやリア充も含まれるので別にしました(スポーツやってる大学生は勉強よりスポーツ優先したほうがいいと思ってます)。

  • 真面目なように見えて大学の授業にはあまり出ない
  • 真面目ぶっているが大学のGPAが低い
  • 休学ではなく留年してしまっている

意識高い系チェック項目の解説

意味もなくビジネス用語を使いたがる

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これは伝わりやすさよりも、自分がいかに難しい言葉を知っているかをアピールしたいという気持ちのあらわれです

まさに「すごいと思われたい」という行動理由に基づく行為であるといえるでしょう。

パソコン詳しくないのに、もしくは必然性がないのにMacbookを使う

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これを入れるかどうかは少し悩んだんですが、条件をいくつか加えて採用しました。いわゆるスタバでMacbookというやつですね。

まずMacを必然性があって使う人は当然問題ないだろうと。デザイン系とか音楽系とか。あとMacのデザイン性に惚れ込んでとか、iPhone使ってるからとかも問題ないでしょう。あとMacbookの携帯に関わる機能はかなり優れているので、それに関わるものも平気かと。

ようするに合理的な理由があれば《意識高い系》には該当しません。

「すごいと思われたい」という理由でがMacを使う場合。つまり大してパソコンに詳しくないし、特にMacである必要もないのに、Macを買っちゃう人は《意識高い系》だといえます

ぼくがバイトで大学でパソコンを教えていると、文系でOfficeしか使わないのにMac使っていて、初歩的な質問をしてくる人がよくいるんです。

パソコンに詳しくなくて、Macである必然性がないのなら、Windowsを使うほうが合理的だと思っています。安いし、トラブルも解決しやすいし。

それでもMacを使うのはやはり希少性があったり、スタイリッシュな印象ゆえに「すごいと思われる」からじゃないでしょうか。

 
余談ですが、今までWindowsユーザーだったぼくも、最近Macbookが欲しくなりました。ブログ用にシンプルに使いたいんです。あとMarsEdit使いたくて。携帯性も抜群だと思います。

LINEやTwitte、Facebookrのアイコンが有名人とのツーショット

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個人的にこれはいい判断基準だなと思います笑

「意識高い人」でも有名人とのツーショットはよく掲載しますが、自分を示すために使うはずのアイコンでツーショットを掲載するケースはまれです。

わざわざ「自分を示すための」「目につきやすい」アイコンに、有名人とのツーショットを掲載するということは、それを見て欲しいと強く思っているといえます

そして有名人とのツーショットは、「自分はこんなすごい人と写真をとるくらい凄いんだ」という自己顕示のツールといえるでしょう。

これもまさに「すごいと思われたい」からこその行為です。

○○を自慢したがる、アピールしている

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残りの4つはよく言われているな《意識高い系》の特徴ですね。

すごい人になることよりも「すごいと思われたい」ことを優先するために、結果を出すことよりも、その過程のアピールをしてしまうということでしょう

3つの結果に関する判断基準の解説

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3つの結果に関する判断基準は、大学生に限定しておきました。特に理由はないので適当に置き換えてください。

上記の判断基準というのは、要するに色々頑張っているように見えて、本当にやるべきことをやれているかを見るものです

あまり知られてはいませんが、大学生は勉強をするべき人たちだといわれています。ご存じですか?

スティーブ・ジョブズのGPA

スティーブ・ジョブズについて調べてたらこんな記事を見つけたんですよ。

スティーブ・ジョブズの成績(GPA)はかなり低く、2.65しかなかった。
http://news.livedoor.com/article/detail/10091217/

最高4.00のGPAで2.65は低いといえるのでしょうか笑

バカにするわけではなく、意識高い人からすれば低いのでしょうが、一般的には普通に分類される成績だと思います。

ただ、さんざんなにかをアピールしておいて、成績が悪かったらちょっとかっこ悪いですよね。

まとめ

今回の記事をまとめてみましょう。

  • 意識高い系と意識高い人は似ているが違う生き物
  • 意識高い系は「すごいと思われたい」意識高い人は「すごくなりたい」が行動理由
  • 意識高い系は意識高い人の模倣でしかない(一般化された行動しか真似しない)
  • 見分けるポイントは「すごいと思われたい」という行動理由に基づく行動をするかしないか

この記事を書いていて気づいたのですが、ぼくのプロフィールは意識高い系っぽいですね。もしかしたら無自覚なだけで意識高い系なのかもしれません。修正しよ……。

ただ意識高い系を馬鹿にしているきらいはありますが、意識高い系と意識高い人は紙一重ですから、すごい人になる可能性も秘めてるのかなと思います(フォロー)。

ぼくは意識高い人にならむしろなるべきだと思っていますよ。

 
自分がどう思っているかとか、今回の診断結果に関わらず、周りの人から「お前は意識高い系だ」と言われた認めざるを得ない側面はあるでしょう。

というわけで、意識高い系について大学生がいろいろと考えてみました。

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