あなたは心の奥底で「変わりたい」「現状から抜け出したい」と思っていませんか?
しかし多くの場合、思うだけで終わってしまう。
なぜなら、変わるためには挑戦しなければいけないからです。
挑戦するということは、リスクを伴うということです。
結局、人はリスクを恐れて挑戦しないために変わることができません。
なぜ人はリスクを恐れ、挑戦をしないのでしょうか?
なぜ人はリスク恐れ挑戦しないのか
理屈ではどちらも同じ
挑戦することには大きなメリットとリスクがあります。
現状維持には小さなメリットとリスクがあります。
理屈で考えれば、どちらもメリットとリスクが釣り合っている状態です。
それなのに現状維持を選んでしまうのは、人間の性質が大きく影響しています。
人は小さなメリットの確保とリスクそのものの回避をする
これはプロスペクト理論というもので説明できます。
Wikipediaから引用しますと、
人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向があるということである。
つまり人間は小さくてもいいから確実にメリットを得ようとし、大小に関わらずリスクそのものを回避しようとする性質があるということです。
だから人はリスクを恐れ挑戦をしない
以上のことから、人は小さくてもいいからメリットを得ようとしますから、現状維持が好ましいように感じます。
人はとにかく大きなリスクを避けようとしますから、やはり現状維持が好ましいように感じるのです。
ぼくは現状に不満がある状態で人生を浪費していることこそが最大のリスクだと思うのですが、残念ながら多くの人はそんなことに気づくことができません。
考えすぎると現状維持を選んでしまう
上記の記事にとてもいい内容があったので引用してご紹介させていただきます(改行だけ編集しています)。
考えすぎると人は安全パイを取ろうとするモノです。
自分が本当にやりたい選択というよりは、一見自分の安全が保障されていそうな選択をするということです。
率直に言うと「現状維持」に流れる人がほとんどなんです。
人は考えすぎると現状維持を選んでしまいます。
ここでいう考えすぎるということは、挑戦した場合としなかった場合のメリットとリスクを考え続けることです。
考え続けても、小さなメリットとリスクの回避を望みがちな人は現状維持を選ぶだけです。
自分を変えたいのなら、どこかで理論を超えた思い切った決断が必要なのでしょう。
さいごに
かつてぼくも大きな組織から抜け出すときは非常に悩みましたが、最終的な決断は理論によるものではありません。
自分を変えたいという強い感情によって決断することができたのです。
皆さんも自分を変えたいと思うなら、考え続けるのではなく思い切った決断をしてみてはいかがでしょうか。
2011年の日本で食糧不足でなくなられた方は45人。全体の0.00004%です。