はやいもので、社会人になってからもうすぐ1年になります。
ということで、偉そうに仕事論などを語ってみることにしました。
どんな仕事であれ、研修が終わりに現場に配属されると、周りと先輩方との関係性を考えることになります。
そんなとき「早く信頼されるようになりたい、それなりの仕事を任されるようになりたい」と考えるはずです。
では、新卒でも現実的に勝ち取れる信頼とは具体的になんなのかを考えていきたいと思います。
アラートをちゃんとあげるヤツという信頼を得よう
新人が最初に得るべき信頼は、「やばかったらすぐに報告してくれる人間だ」というものだと考えます。
張り切っている新人は「仕事ができるやつ」だとか、「頭の切れるやつ」といった信頼を得ようとしますが、基本的に新人にはそんなことを期待しません。
ですから、仕事そのものの質の前に、いわゆる報連相ができる人間だという信頼を得るべきなのです。
しかし、報連相が大事とよく言うものの、具体的にどのような場面で使い、役立てるべきなのかは明言されることが少ない……。
「やばかったらすぐに報告」というのは、そんな具体的な使用例の一つだともいえます。
やばかったら報告できるやつが上司にとって「役立つ」理由
やばかったら報告できる部下は上司にとって非常に役に立つ。それゆえに信頼を得ることができるのです。
新人として現場に配属された直後は、誰かがその面倒を見る必要があります。
当然、仕事がわからなかったり、思うように進まなければ、上司がフォローすることになるでしょう。
もし部下が自分から問題があることを言わない場合、上司が常に部下の様子を観察したり、声をかけたりしなければいけません。
自分の仕事があるなかで、定期的に集中力を削がれることはそれなりの負担になります。
もし、部下のほうから「問題があります」と声をかけてくれるという確信があれば、上司は普段は自分の仕事に集中でき、声をかけられたときに対応すればよくなるのです。
問題があったら報告するというは意外と難しい
ここまで新人が信頼を得るために、問題があったら報告しましょうという話をしました。
「新人が最初に」ということで、あたかも簡単なような印象を受けますが、そうでもありません。
これは問題ないだろうということが大きな問題であり、後で発覚したり、わざわざ報告するべきか判断に迷う事象もあるでしょう。
これは経験の積み重ねによって身につけるのが基本的な方法だといえます。
人によって報告してほしいことが異なるということもありますが、それはその人と接することでしかわかりません。
ぼくの場合、最初は些細なことでもしつこくに報告し、その反応をみて報告の必要性を判断していました。こうすれば報告漏れは極力減らすことができます。
「細かい作業レベルの判断であれば、自分で判断し、最後に見てもらえればいい。お客さんになにかを伝達するときは報告必須」という具合に、判断基準が持てるようになります。
必要なときは上司の時間をもらって報告をし、必要ないものは自身で判断することで、上司と自分の効率的に時間を使えるようになるわけです。
ただ、ここで必要な報告を怠ると問題ですし、信頼も得られない。この塩梅が難しい。
新人らしい信頼の勝ち取り方を考えよう
ぼくが実際に仕事を覚えるなかで最初に意識していたことを紹介しました。
今回紹介した、問題をすぐに報告できるやつというのは新人が仕事で信頼を得る一つの事例です。
他にも方法はあるでしょう。
しかし、一般には新人という立場にあった方法を選択する必要があります。
張り切った新人が、自分の判断で仕事を進めてしまうことは、かえって信頼を損なうことにつながります(仮にうまくいったとしても)。
徐々に信頼を得て、少しずつ自分のできることの幅を広げていくことが好ましいでしょうね。
まあ、社風が独特だったり、俺は最初から注目されたいと考えていたりすると、色々やり方は変わってきますが、そういう人は自分で色々考えることになるんでしょうけど。