プレゼン資料では「游ゴシック」と「メイリオ」のどっちを使えばいいのか?

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「游ゴシック」はWindows 10から搭載されたフォントです。「メイリオ」はWindows Vistaから搭載されているフォントです。

いずれもOSに標準搭載されているフォントであるため、どちらを使ってプレゼン資料を作ったらいいのか悩んでいる方も多いでしょう。

わたしのおすすめは「メイリオ」です。今回は「游ゴシック」ではなく「メイリオ」を使うべき理由を説明していきます。

Windows 10の初期フォントが游ゴシックである理由

Windows 10の初期フォントが游ゴシックである理由は、単純にWindows 10の標準フォントが游ゴシックだからです。

あたかも游ゴシックがプレゼン資料の新標準、これがオシャレで見やすいんだと思わされがちですが、Microsoftは「せっかく作ったんだから使ってもらおう」程度の意志しかないものと思って大丈夫です。

游ゴシックをおすすめできない理由

游ゴシックは市民権を得られていない

游ゴシックが登場してからしばらく経ちますが、未だに「メイリオ」やMacの「ヒラギノ」のような存在感はないように思えます。

游ゴシックが登場したばかりの頃は、Webサイトでも游ゴシックで文字を表示するようにしているサイトがありましたが、今ではほとんど見かけません。

個人的な大きな理由は、後述するフォントが細すぎる問題だと思っています。

市民権を得られていないために、若手が游ゴシックでプレゼン資料を作成すると、上の世代がそれを見たときに「なぜか変わったフォントを使っている。しかも見づらい」という評価になりがちです。

游ゴシックはフォントが細すぎる

游ゴシックはメイリオと比較するとデザイン性に優れているように感じられますが、実用性に欠ける部分があります。

わたしもWebサイトのフォントで游ゴシックを使用したことがありますが、色や文字の太さを相当工夫しなければ、まともに見れる状態にはならない印象でした。

まとめ:メイリオは未だに「標準」「見やすい」の評価だ

メイリオは登場してからしばらくはプレゼン資料のデフォルトフォントであり、今でもWindowsユーザーからすれば安定して見やすいフォントであると認識されています。

一方で、游ゴシックはWindowsとしてはデフォルトフォントとして推しているようですが、実際のビジネスの場面などではその位置にいないように思えます。

ですから、この2択で迷うようならメイリオを使えばいいでしょう。

もちろん、フォントにこだわりのある人やMacユーザーからすれば、メイリオというフォントも物足りないものであると言われがちです。

しかし、それは一部の尖った人たちがこだわればいいレベルの話です。

「游ゴシックとメイリオ、どちらを使えばいいんだろう?」と悩んでいるのであれば、そこは無難にメイリオを選択しておく、というのが最適解だと考えています。

プレゼン資料のデザインに関しては下記の書籍が最定番。もちろんフォントに関しての踏み込んだ言及もあります(メイリオも選択肢としては”あり”という内容になっています)。

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