ぼくが世間知らずなだけかもしれませんが、初めてゆうちょの通帳を繰り越ししたとき、意外と知らないことがあったのでご紹介します。
ゆうちょは使用頻度が少ないこともあって通帳は古いまま。なんと「ぱ・る・る」の通帳でしたからね。
ご存じでしょうか「ぱ・る・る」。「AKB48メンバーである島崎遥香の愛称」ではなく「郵政民営化以前の郵便貯金総合通帳・新総合通帳」のことです。
ATMで通帳の繰り越しはできない
通帳の繰り越しをしたことがないといっても、ゆうちょ以外の銀行はもちろん経験があります。
三菱東京UFJ銀行の場合、通帳に書ききれなくなっていたら、ATMに入れたときに自動的に繰り越ししてくれます。
必ずそうしてくれるのかはわかりませんが、ぼくの場合はなにも意識することなく新しい通帳が手に入ったので、そういうものなのかと理解していたんですね。
しかし、ゆうちょのATMに書ききれなくなった通帳を入れても、「通帳を入れ直してください」的な表記が出るだけで、まったく次に進める気配がありません。
せめて「この通帳にはもう書けない」ということくらいは伝えて欲しいものです。
ゆうちょは窓口で繰り越ししてもらえる
郵便局の窓口に使えなくなった通帳を持っていって、「通帳がいっぱいになって使えなくなってしまったんですけど」といえば、少々時間はかかりますが取り替えてくれます。
ただし、身分証明書が必要な場合と必要でない場合があるそうです。
直接聞いたわけではないのですが、「通帳の1ページ目に緑色のシールがあれば、身分証明書は必要ない」とか。
ぼくの通帳には緑色のシールがあったので、身分証明書の提示は求められませんでした。おそらく、緑色のシールがあれば自分以外の人が通帳を持っていっても繰り越しできるのではないでしょうか。
緑色のシールがない場合は身分証明書が必要かもしれません。あと「印鑑」も必要だと思われます。
郵便局員の方いらっしゃったらぜひ教えてください。
本人確認をするときの条件
ゆうちょ銀行のホームページを参照してみると、「ぱ・る・る」など古い通帳を使っていて、身分証明書をしていない場合は、本人確認が必要となるようです。
現在お使いの通帳の余白がなくなったとき等に、順次ゆうちょ銀行の通帳に切り替えさせていただきます。お手続きにあたって、通帳の本人確認がお済みでない場合には、あわせて本人確認をさせていただきますので、健康保険証等の本人確認書類をご持参ください。
ゆうちょも進化している
郵便局って銀行の窓口よりもビジネスという感じがしないというか、あのゆったりとした雰囲気が好きです。
しかし、民営化したからなのか色々変化もあるようで「お、銀行ぽい」と思わせるようなキャンペーンもやっていたりします。
それから通帳も、「ぱ・る・る」の頃は住所が書いてあったのですが、新しい通帳には住所の記載がないようです。おそらく個人情報補保護に関連した変更でしょう。
そんな具合で通帳も色々変更があるみたいですから、使い切っていなくても数年に一度は通帳を繰り越しする方が好ましいかもしれません。
特に「ぱ・る・る」の人は。
「常識は知ってて当たり前」はこわい
通帳の繰り越しは、こんなの当たり前だろと思えるような常識ですが、案外知らない人もいるものです。
「Yahoo!知恵袋」にも同様の質問がいくつもみられました。
現在、ゆうちょ銀行の通帳がいっぱいになって、新しくする場合は必… – Yahoo!知恵袋
常識ってなかなかみんな教えてくれないんです。だから、こうして一人暮らしをしてようやく覚えるなんてことがあります。
こういう常識的なことを知らなくて、親に「なんで知らないんだ」と言われたことがありますが、教えられてなかったり、経験していなかったりしたらそりゃ知らないままです。
我々学生は親に任せず積極的にいろいろやってみて恥をかくべきですし、親は常識を「知っていて当たり前」と思わずに教えるべきでしょう。